カル村の小説置場です。拙い文章ですがお付き合い頂ければ幸いです。
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Sound Horizon様から何かを拝借したしました作品です。

何かというのは、世界観であるとか設定であるとか雰囲気とかです。
二次創作のつもりは一切ございません。











此処は何処だろう
僕は誰だろう

目の前に女の人がいる
何かを抱いて悲しそうな顔をして
瞳から雫をこぼしている

女の人の腕の中に
小さな小さな赤ちゃんがいる
真っ白 いや真っ青な顔をした

赤ちゃんは動いてなくて
ただその白い頬を女の人の涙が伝っている

あれは僕だ
あの白い赤ちゃんは僕だ
そしてあの女の人は
僕の お母さんだ

僕は死んだんだ
生まれて来る前に死んで行ったんだ
だからお母さんは泣いてるんだ

なんで泣いてるんだろう
僕は生まれてもいないし何を与えたわけでも
お母さんに何をしてあげたわけでもない
失われても意味のない存在なのに

お母さんは咽びながら何か叫んだ
たぶんあれは僕の名前
そして短い5文字の言葉

「0101・0102・0302・0404・0903」

ああそうか
お母さんは僕を
だから泣いてるんだ

ああ
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
お母さん
ごめんなさい

 

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